アイバンクとは・・・

角膜障害のため、失明の不幸に見舞われている人に角膜移植手術を行い、開眼の機会を与えるために、善意による角膜提供登録者(献眼登録者)を募り、死後(心臓死後)、遺族の同意を得て角膜(眼球)の提供を受ける、この「献眼登録者を募る」、「角膜(眼球)の提供を受ける」、「角膜障害者に角膜移植手術の機会を与える」という一連の流れを組織的に、かつ、スムーズに行わせるために組織されたのが「目の銀行」、すなわち、アイバンクです。

2006年3月末現在、わが国には、北海道から沖縄までの各都道府県に54のアイバンク(眼球銀行)が組織されているほか、全国のアイバンクの相互連携を密にし、角膜および角膜移植に関する研究の発展とその事業を促進するための全国組織としての(財)日本アイバンク協会があります。

角膜移植の概要

角膜とは、眼球の一番前に位置している直径11.5mmから12.0mm、ドーム上の透明な膜のことです。角膜は、眼球内への病原体の侵入を防ぐこと、光を屈折させること、そして光を通すはたらきがあります。角膜が病気やケガで濁ると、光を通さなくなり見えなくなってしまうのです。

角膜は、元来透明ですが、ケガや病気のために、この部分が白く濁って「すりガラス」のようになりますと、たとえ目の奥の神経が健康であっても、視力が著しく悪くなります。この濁った角膜を取り除き、この部分に亡くなった方の透明な角膜を移植することで、視力を取り戻す手術を角膜移植術と言います。現在までに角膜移植を受けて、数多くの患者さんが、視力を取り戻しておられます。