ライオンズクラブとアイバンク運動

ヘレンケラー女子の「闇を切り開く盲人の騎士になれ」という呼びかけに即応

1925年、アメリカ・オハイオ州で開催された第9回ライオンズクラブ国際大会の記念講演に招かれた三重苦の聖女・へレンケラー女史は、全世界から集まったライオンズメンバーに向かって「私のような不幸な人間が二度と再びこの世に現れないように、皆さまのお力によって、失明の予防と盲人の援護をお願いしたいのです。
 
あなたのランプの灯をもう少し高く掲げてください!
見えない人々の行く手を照らすために!

ライオンズよ、闇を切り開く盲人の騎士となれ」

秘書サリバン女史の手話通訳を通じて、このヘレンケラー女史の声なき声が会場に響いたとき、満場のライオンたちは、思わず総立ちになって「うぉーっ!」と叫びました。「よし、受けて立つぞ」という決意が期せずして「うぉーっ!」という叫び声になって、会場にどよめいたのです。

アイバンク運動、視力ファーストはライオンズクラブの奉仕活動の歴史でもある

ヘレンケラー女史の声なき声に呼応した「うぉーっ!」という叫び声は、ライオンズメンバーの士気を高めるライオンズクラブ特有の儀礼「ライオンズ・ローア(雄叫び)、アメリカではライオンズ・クレイ(叫び)という」となって今に伝わっていますが、以来、盲人用の「白い杖」を世界に普及させたライオンズクラブでした。盲導犬を育成訓練したのもライオンズクラブ、アイバンク運動に積極的に取り組み、各地にアイバンクを設立したのもライオンズクラブです。こうしてみると、ライオンズクラブの奉仕活動の歴史は、盲人厚生と視力保護がその根幹をなしているといえます。

※勧山弘(すすやま ひろむ)著・札幌スノーライオンズクラブ刊「光と愛と アイバンク運動の軌跡」より

ライオンズに呼びかけたヘレンケラー女史の演説です。>>アイバンクコラム〜ヘレン・ケラー女史〜